今週のメッセージ201/12/09)

聖書の終わりが語っているメッセージ

 

聖書の中心テーマはイエス・キリストの救いです。従って、両方ともイエス・キリストを語っています。旧約聖書は約束のかたちで、新約聖書は約束の実現・成就のかたちでキリストを語っています。また、その最後においては、両方とも『主の日』と呼ばれる日について言及しています。

旧約聖書では、最後の書は『マラキ書』という書ですが、その終わりは下記の如くです。

 「見よ、わたしは/大いなる恐るべき主の日が来る前に/預言者エリヤをあなたたちに遣わす。彼は父の心を子に/子の心を父に向けさせる。わたしが来て、破滅をもって/この地を撃つことがないように。」(3:23,24)

新約聖書は次の通りです。

 「以上すべてを証しする方が、言われる。『然り、わたしはすぐに来る。』アーメン、主イエスよ、来てください。主イエスの恵みが、すべての者と共にあるように。」(ヨハネの黙示録22:20,21)

旧約聖書のように『主の日』という言葉そのものは出ていませんが、新約でも「わたしはすぐに来る」という文言がその日を指しています。この『主の日』は、旧約においては、神がさばきを執行される日を指し、イスラエルにとっては救いと希望、敵にとっては滅亡と刑罰の日を意味しています。新約ではキリストの再臨、御国の完成と救いの日を意味しています。

つまり両方とも、神の救いと審判が示されているのです。そしてそのいずれに関わることになるかを決定付けるのは、救い主イエス・キリストに対して受け入れか、拒否か、によって定まるのです!

本年も、その救い主の来臨を記念するクリスマスが近づいています!