今週のメッセージ(2018/12/30) 新約聖書の書き出し
「アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図。」(マタイ1:1)
ひとつ聖書でも読んでみようかと思い立ち、『マタイによる福音書』から読み始めます。最初にあるのは、小見出しにあるように“イエス・キリストの系図”です。最初の1節から17節までは、ほとんど馴染みのないカタカナ書きの名前がズラズラと続きます。そこで残念ながらダウンしてしまう方も時々いらっしゃるのです。 冒頭に記した1節にアブラハムとダビデという二人の人物の名前がでています。この二人は、旧約聖書の中で非常に有名な人物です。アブラハムは紀元前2000年ごろ実在した人物で、イスラエル民族の祖です。ダビデは紀元前1000年ごろ実在したこれまた有名なイスラエルの王です。 この二人に神は約束のことばを与えられました。 アブラハムに対する約束は次のようなものです。 「わたしはあなたを大いなる国民にし/あなたを祝福し、あなたの名を高める/祝福の源となるように。・・・地上の氏族はすべて/あなたによって祝福に入る。」(旧約聖書・創世記12:2,3) ダビデに対する約束は以下のようなものです。 「あなたが生涯を終え、先祖と共に眠るとき、あなたの身から出る子孫に跡を継がせ、その王国を揺るぎないものとする。この者がわたしの名のために家を建て、わたしは彼の王国の王座をとこしえに堅く据える。」(旧約聖書・サムエル記下7:12,13) そして、以上二つの約束が救い主イエス・キリストの降誕において実現成就したというのが系図が語らんとしているメッセージなのです!
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