今週のメッセージ201/01/06)

パンだけでなく、神のことばによって

 

「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。」(新約聖書・マタイ4:4)

 

新年を迎え、想いも新たに、この年の目標を定めてスタートされたことでしょう。筆者も新たなる想いを以って、この年も、折々、聖書の御ことばをご紹介してまいりたいと思います。お読みいただけるとうれしいです。

冒頭の聖句が示すように、人はパンがあれば生きられるという者ではありません。何故ならば、意味や目的を求める存在だからです。人は無意味なことを厭います。どんな簡単なことでもです。反対に、そこに生き生きとした意味や目的を見出すならば、どんなに厄介なことでもやろうとします。

では、その意味や目的はどこからやって来るのでしょうか。一般的にいえば、家族や、住んでいる地域や、所属している団体、あるいは、広くは国、世界、人類等との関わりの中からやって来るといえるでしょう。

ところで、最も根源的な自分の存在や生の意味・目的となるとどうでしょう。冒頭の聖句はそこに光を与えてくれるものです。

あなたやわたしの真の生きる意味や目的を提示し得る存在があるとすれば、それはあなたやわたし、突き詰めれば人類やこの世界を創造した存在のみが、真のそれらを示し得るからです。聖書に啓示されている神は、正に天地万物の創造者であられ、そのことばは創った者のみが、創られた者に対して語り得る真のことばなのです。その方がいわれます。「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」と。そして聖書こそ、そのことばなのです!