今週のメッセージ201/02/10)

神の怒り

 

「不義によって真理の働きを妨げる人間のあらゆる不信心と不義に対して、神は天から怒りを現されます。」(ローマ1:18)

 

新約聖書は27の書が集まって構成されています。その最初から第6番目に『ローマの信徒への手紙』という書があります。その内容は、人間の救いは(神の)律法を行うことによって得られるのではなく、救い主イエス・キリストを信じる信仰によって得られるというのが中心的なものです。

即ち、人間は神の前に罪人であり、律法を守り行うことは出来ない存在であること、そしてその故に神は救い主としてご自身の愛する独り子を送って下さったのであり、救い主イエス・キリストは、わたしたちのすべての罪を背負って十字架で贖罪死を遂げられ、墓の中に葬られた。しかし、三日目に復活され、わたしたちの罪とそれのもたらす滅びの死に対して勝利して下さった。そして神は、律法を行うことによってではなく、このイエス・キリストを救い主として信じ受け入れるならば、その信仰によって救われるという救いの道を定められたのです。

しかし、その神と救い主である御子イエス・キリストを信じない者に対しては神の怒りが現されたのです。聖書はその怒りを次ぎにように記しています。 「彼らが心の欲望によって不潔なことをするにまかせられ」(同24節)「彼らを恥ずべき情欲にまかせられ」(26節)「彼らを無価値な思いに渡され」(28節)、たというのです。

 人間の情欲や欲望のなすがままに「任せられる」というのが「神の怒り」の現われだというのです。それが「神の怒り」なのです!