今週のメッセージ201/07/14)

結婚と離婚

“3組に1組が離婚”といった数字を目にすることがありますが、これは正しいデータではないようです。1年間の婚姻件数に対する1年間の離婚件数を計算した結果です。既婚者の何組に1組が離婚するのかを考えた離婚率は、1年間で200組に1組、つまり5%ということです。

それはそれとして、聖書の中から、創造主なる神の結婚についての教えをみてみましょう。

聖書の書き出しは、「初めに、神は天地を創造された」(創世記1:1)です。神の存在を大前提として語り始めます。

人間存在についても、「神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された」(旧約聖書・創世記1:27)と語ります。そして結婚については、「こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる」(同2:24)として、結婚は創造主なる神が、創造の当初から定められたものなのです。従って「離婚」などは前提としてあり得ないことなのです。

しかし、現実としては、人間は神の前に罪を犯し、罪人(つみびと)となってしまいました。その現実を踏まえ、神は「離婚」についても許容され、旧約聖書の申命記に次のように記されています。

「人が妻をめとり、その夫となってから、妻に何か恥ずべきことを見いだし、気に入らなくなったときは、離縁状を書いて彼女の手に渡し、家を去らせる。」(24:1)

以来、人類の離婚のケースは果てしなく広がり、離婚も一つの権利であるかの如く誤解されているように感じられてしまいそうです。しかし創造主の御心はそうではありません。聖書の教えは上記の如くです。