今週のメッセージ201/08/11)

イスラエル民族と異邦人

 

イスラエル民族の始まりは、アブラム(後のアブラハム)です。聖書の最初の書である創世記の12章の初めに以下のように記されています。

「主はアブラムに言われた。『あなたは生まれ故郷/父の家を離れて/わたしが示す地に行きなさい。わたしはあなたを大いなる国民にし/あなたを祝福し、あなたの名を高める/祝福の源となるように。あなたを祝福する人をわたしは祝福し/あなたを呪う者をわたしは呪う。地上の氏族はすべて/あなたによって祝福に入る。』」(12:1〜3)

神は、すべての民族の中からイスラエルを選び、地上のすべての民族の「祝福の源」とされたのです。具体的にはイスラエル民族の中から救い主イエス・キリストが誕生したのです。

しかし、イスラエルはこのイエスに躓き、十字架のつけてしまったのです。ところが神は、これを逆手に取って、十字架の死を全人類のための贖罪死とし、三日目の復活を以ってイエスが神の御子であり、われらを罪と永遠の滅びから贖い出す救い主であることを明らかにされたのです。即ち、このイエスを神の御子、救い主と信じる者に、“罪の赦し、からだの甦り、永遠の命”の救いの道を開いて下さったのです!以ってイスラエルから見れば多くの異邦人がこの救いに与るようになったのです。

では、イスラエル人は滅びに定められてしまったのでしょうか。新約聖書のローマの信徒への手紙には、異邦人の救いが、ユダヤ人(イスラエル人)に妬みを起こさせ、それにより彼らも救いに導かれ、そして民族の違いを問わずすべての信ずる者が永遠の命の救いに導かれると述べています(11:11,12)。ハレルヤ!