今週のメッセージ201/10/13)

永遠(とこしえ)の命

 

キリスト教の救いについて、今回は三つ目の『永遠(とこしえ)の命』について記してみましょう。

『永遠(とこしえ)の命』は、死後与えられるのではなく、『罪の赦し』を得た瞬間から与えられます。

キリストが十字架につけられた時、左右に二人の強盗もつけられました。その折、キリストはその一人に対して、「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」(ルカ2343と言われました。肉体の死後も魂は存続するのです。そして、肉体を離れた魂は、生前、罪を悔い改めず、『罪の赦し』の救いを得なかった者のそれは地獄に投げ込まれ、永遠の死を苦しむことになります

しかし、キリストを救い主として信じたキリスト者の場合は、前述の通りキリストのもとに直ちに召し上げられるのです。そして神が定められた新天新地到来のとき、そこに住まう神の民とされるのです。そのことが、新約聖書の最後の書『ヨハネの黙示録』に以下のように記されています。

 「わたしはまた、新しい天と新しい地を見た。最初の天と最初の地は去って行き、もはや海もなくなった。更にわたしは、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意を整えて、神のもとを離れ、天から下って来るのを見た。そのとき、わたしは玉座から語りかける大きな声を聞いた。『見よ、神の幕屋が人の間にあって、神が人と共に住み、人は神の民となる。神は自ら人と共にいて、その神となり、彼らの目の涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、もはや悲しみも嘆きも労苦もない。最初のものは過ぎ去ったからである。』」(新約聖書・ヨハネの黙示録21:1〜4)