今週のメッセージ201/11/03)

続・聖書の(望ましい)読み方

前回(先週)の『望ましい聖書の読み方』の中で、「聖書は、基本的にはイエス・キリストを証している書」と記し、さらに、聖書は、「旧約聖書と新約聖書に大別される」こと、そして、「旧約聖書は、キリストを、やがて来られる方として、いわば約束のかたちで紹介」、それに対し、「新約聖書は、その約束が実現成就したかたちでキリストを紹介している」と記しました。

さらにまた、「教会に出席して、聖書の説き明しを聞きながら読むのが望ましい読み方」とも記しました。

しかし同時に、個人的にも読むことが言うまでもなく大切です。

そこで個人的に読む場合、旧約よりも新約を先に読むことをお勧めします。そこには最初に福音書が四つ置かれています。それらはいずれもイエス・キリストを誕生から十字架の死、そして三日目の復活の出来事を以って紹介しています。

しかし、もう少し説明を加えると、最初のマタイは、イエス・キリストの系図から始まっています。次のマルコは、誕生はカットし、いきなりキリストの公生涯から入ります。ルカは、イエス・キリストを紹介すべく、先立って働き始めた洗礼者ヨハネから始めています。最後のヨハネは、キリストの出来事よりもむしろその「ことば」を紹介しています。

そこで、初めて読まれる方は、マタイから読まれるのが良いでしょう。確かに片仮名書きの馴染みのない名まえがずらずらと記されているため、閉口するかも知れませんが、後に旧約聖書を読むためにも、その下準備となります。そして是非、神が語りかけておられるメセージとして読まれることをお勧めします。