今週のメッセージ201/12/01)

キリスト教会暦の新年

 

本日はキリスト教会暦の新年初日です。

今日から“待降節(アドベント)”という期間に入りました。キリスト教会ではこの待降節入りが新年入りなのです。

“待降節(アドベント)”は、クリスマス前の4週間前の日曜日からクリスマスイブまでです。従って年によって初日は変わります。本年は12月1日ですが、昨年は12月2日でした。

この待降節(アドベント)はキリストの降誕(クリスマス)日曜日が大きく関わっています。

まずキリストの降誕との関わりは、待降節という言葉が示しているようにキリストの降誕日を待つ期間というわけです。

もう一つの日曜日との関わりは、キリストの復活が日曜日だったということです。キリストが十字架で贖罪死を遂げられたのは金曜日でした。そして三日目の朝、即ち「週の初めの日」の日曜日に復活されたのです。復活は、キリストが紛れもなく神の御子であり、救い主であられることが決定的に明らかにされた出来事でした。故に待降節(アドベント)は日曜日と不可分の関わりを持っているわけです。

そんなわけで、キリストの降誕の記念日であるクリスマスの前の待降節は、その4週間前の日曜日から始まるのです。待降節にはそうした背景があるのです。

教会の礼拝堂にはクリスマスクランツが置かれ、そこには5本のキャンドルが立ち、本日から日曜日を向かえる毎に1本ずつ火が灯り、4週目のどこかでクリスマスを向かえ、真ん中に立つ5本目のキャンドルに火が灯るのです。