今週のメッセージ（20２０/０３/０８）

ユダの裏切り

「『この方は、罪を犯したことがなく、／その口には偽りがなかった。』ののしられてもののしり返さず、苦しめられても人を脅さず、正しくお裁きになる方にお任せになりました。そして、十字架にかかって、自らその身にわたしたちの罪を担ってくださいました。わたしたちが、罪に対して死んで、義によって生きるようになるためです。そのお受けになった傷によって、あなたがたはいやされました。」（新約聖書・�Tペトロ２：２２〜２４）

　

　「この方」とはイエス・キリストを指しています。キリストは全くきよいお方でした。にもかかわらず、十字架で処刑されたのです。そこにはわけがありました。それは、「わたしたちが、罪に対して死んで、義によって生きるようになるため」でした。結果、信じる者が罪赦され、罪がもたらす滅びの死から解放されて、復活の希望の中に永遠の命に与る救という救いの道が開かれたのです！

キリスト教会の暦では、先々週から受難節と呼ばれる期間に入っています。この期間は、上述のようにイエス・キリストの十字架のご苦難を記念し、その御蔭を以って救われた恵みを確認し、救い主イエス・キリストを讃えるのです！

ユダの裏切りによってキリストが十字架に磔にされるという悲劇が起こりました。しかし、なんと神はそれを逆手に取って、わたしたちが罪赦され、死の滅びから解放する贖罪死として下さったのです。ハレルヤ！

ユダの裏切りによるキリストの十字架死は、そこのような神の救いの恵みという大逆転が秘められていることを覚えましょう！