今週のメッセージ2020/03/15)

月月火水木金金

 

「月月火水木金金」。なんと奇妙なタイトル、と思われる方は、比較的若い方です。年輩の方はその意味するところをおわかりのことと思います。土日を返上で働く、即ち、休みなしの意味です。

この言葉は、もともとは、昔、大日本帝国海軍で用いられたのが始まりのようです。海軍は日露戦争を勝利した後、勝利に浮かれて気が緩むのを抑えるべく、“勝って兜の緒を締めよ”と休日も返上で猛訓練を行った際に言われた表現のようです。しかし現代では、週休二日制は普通のことで、三日制の話しも出ているくらいで、時代も大きく様変わりしたものです。

小生のこどもの頃の記憶では、週は月曜日から始まって日曜日が最後というカレンダーの作りに成っていました。それに対して格別疑問も持ちませんでした。しかしクリスチャンになり、聖書を読むようになると、日曜日は“週の初めの日”となっていることを知り、抵抗を覚えるようになりました。

旧約時代は、土曜日は安息日がと呼ばれ、1週間7日の内の特別な日でした。しかし、イエス・キリストが来られ、十字架で贖罪死を遂げ、葬られ、三日目の週の初めの日、即ち、日曜日に死の墓から復活されるに及んで、聖なる特別な日は、土曜日から日曜日へと移ったのです。そして、この日を「主の日」と呼んでクリスチャンたちは、土曜日に代わり、神に礼拝をささげる特別な日となって今日に至っているわけです。後にキリスト教がローマ帝国の国教となり、AD321年に、コンスタンティヌス帝が、国家の休日としたことから日曜日の休日が始まったわけです。本年は来月の12日がイースターと呼ばれるキリストの復活を記念する特別な“主日”となっています!