今週のメッセージ（20２０/０7/05）

「喜びに満ちあふれて」ペトロ一1：3〜9

　

 　誰が、今年、このようなことになろうと、新年に思ったでしょうか。あれをしよう、あそこに行こう、いろいろ考えたのではないでしょうか。なぜですかと、神様に言いたいのも無理もないかもしれません。それでも、わたしたちはこうして神様を礼拝しています。

1 神の憐みにより
　わたしたちはこうして神様をほめたたえています。ここに教会のあるべき姿があります。わたしたちは神様を知りませんでしたが、イエス様の十字架と復活の御業により救われ、神様を礼拝する者とされました。神様を礼拝できるということはこの上ない祝福です。この救いは神様の豊かな憐みによるものです。決して、わたしたちの能力や努力、心がけではありません。
　ただ、神様の憐みによって、信仰が与えられ、救われたことを感謝しましょう。

2 神の力により
　この救いは生き生きとした希望、天にある嗣業を与えます。ところで、わたしたちは救われたのでしょうか。救われるのでしょうか。すでに救われた者であり、救いの完成を待ち望む者でもあります。完成を待ち望む間に様々なこと、自然災害、経済不況、病気、また、今回のコロナ禍のようなことなどが起こります。しかし、わたしたちは神様の力により、信仰によって守られています。神様の力はイエス様を死から復活させた力です。この絶大な力で守られています。

3 試練により
　6節に、今しばらくの間、試練に悩まねばならない、とあります。誰も試練を歓迎しませんが、誰もそれなしの人生を送ることはできません。かえって、不要とも思える試練によってわたしたちの信仰は本物と証明されます。こうして練られた信仰は金よりはるかに尊いものとなります。この信仰により、わたしたちは見たことのないイエス様を愛し、信じ、言葉に言い尽くせない素晴らしい喜びに満ちあふれます。この救いが確かなものだからです。

　死を打ち破り、命を得させる救いを与えられたわたしたちは心から喜ぶ者とされました。この礼拝も神様の恵みよってささげているのです。ハレルヤ。