今週のメッセージ(2020/8/16)
「愛に試みはそぐわない」マタイ4:1−11
今朝は主イエスが受けられた荒れ野の誘惑の2つめについて学びます。悪魔はイエスを聖なる都に連れてきました。聖なる都とは神殿のあるエルサレムのことです。神のために特別に選ばれ、聖別され、区別され、神殿が建てられ、主が礼拝される場所を指しています。けれども、悪魔はそこにイエスを連れて行きました。
悪魔はイエスを神殿の屋根の端に立たせて「もし神の子なら、飛び降りたらどうだ。神があなたのために天使たちに命じると、あなたの足が石に打ち当たることのないように、天使たちは手であなたを支える」と書いてある。と詩編91:11-12を引用してイエスに迫りました。
この詩編91編は神様への深い信頼と愛に基づく、力強い守りと祝福を約束する詩編です。ところが悪魔は皮肉にも、このような神様への愛を捻じ曲げ、しかも聖書のみ言葉の意味さえも捻じ曲げてイエス様を挑発したのです。
主を避け所とし、その岩陰で安らぎ、守られている人が、果たして神を試みるでしょうか。
そもそも詩編91:11-12は高いところから飛び降りても大丈夫だから飛んでみろ!というみ言葉ではありません。神があなたを常に守り、支えてくださることを示すみ言葉なのです。
だからこそ主は言われました。
あなたの神である主を試してはならない、とも書いてある。
なぜ神様を試してはならないのでしょうか?
なぜ愛に試みはそぐわないのでしょうか?
それは主が、永遠の愛をもってあなたを愛し、誠実を尽くし続けておられるからです!
私たちは主を試みるのではなく、私たちの罪のために十字架の死をもって罪の贖いを成し遂げてくださった主、真実な愛、
永遠に変わることのない愛を示してくださった主に、信仰と
感謝をもってお仕えし、これからも主と共に歩む幸いな日々の中で、主の証し人として用いて頂こうではありませんか。
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