今週のメッセージ(2020/9/6)
「ロゴス 命と光のプリズム」ヨハネ1:1−18
「初めに言(ロゴス)があった」。ヨハネは初めに天地を創造された神様の真実なお姿について、旧約にはなかった新しい啓示を伝えようとしています。
「初めから」そうです。天地が造られるよりも遥か前に、
つまり私たち人間にとっては「初めから」としか言いようのない永遠の昔から、すでに言・ロゴス(とヨハネが呼んでいる
イエス・キリスト)が神であったのだと。
イエス・キリストが天に帰られた後、聖霊に満たされたヨハネは、あらゆる真理に導くと約束された聖霊の働きによって
イエス・キリストのお姿を通して神様の真の姿を伝えるために筆を執ったのです。
このお方は初めから神と共にあったばかりでなく、万物をも
御造りになられた。造られたもので、この方によらずに出来たものは何一つなかったのです。なぜならば、この方にこそ命があったからです。そして、この命こそ私たち照らす光であったからです。光は闇の中に輝き、闇は光を理解できず、打ち勝つこともできません。
6節から新しい段落が始まります。神は洗礼者ヨハネという人物を遣わし、命の光であるイエス・キリストの道を備え、イエスを証しされました。洗礼者ヨハネは光ではなく、光について証言した者です。
イエス様はすでにこの世に来られ、あなたを照らしておられます。それは一体何のためでしょう。それはあなたがイエス・キリストを受け入れて、その名を信じるため、そしてあなたを神様の子どもとするためなのです。
ヨハネは見ました。 14節 このお方が肉となって私たちの間に宿られたのだと。
神の御子は人となり、私たちと共に生きてくださるお方です。
彼が見たのは、父の独り子としての栄光であり、イエス・キリストこそ恵みと真理に満ちています。
プリズムを通すと白い光が七色に輝きます。私たちは目に見えない神の真実な姿をイエス・キリストを通して仰ぎ見ることができます。このお方にこそ命があり、光があり、恵みと真理が満ちあふれていること、このお方こそ神であると知るのです。
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