今週のメッセージ2020/9/20)

「主の眼差しの中で」ヨハネ1:35−51

 ヨハネの証言を聞いた2人の弟子はイエス様について行きました。主は彼らがご自分に「従って来る」のをご覧になり、 「何を求めているのか」と単刀直入にお尋ねになっています。
 彼らがイエス様の滞在先に一泊しますと、その一人アンデレはさっそくシモンに     「私たちはメシアに出会った」と伝えました。アンデレは出会ったばかりのイエス様のことを「メシア」と呼んで証ししたのです。というのもイスラエルの人々は、 待ち望んでいた救い主のことをメシア【油注がれた者】と呼んでいたからです。
 その後、イエス様はシモンもご自分の弟子にしています。さらに主は出会ったばかりの彼をケファ・ペトロ【岩】と呼びました。ペトロがまだイエス様のことを何も知らない時に、イエス様はすでにペトロのすべてを見通していたのです。
この後、主はフィリポを弟子とし、フィリポはナタナエルに イエス様のことを伝えました。このフィリポの発言から、彼が 旧約聖書を熱心に学んでいたことがわかります。

 45「わたしたちは、モーセが律法に記し、預言者たちも書いている方に出会った。それはナザレの人で、ヨセフの子イエスだ。」

 しかし、フィリポの証しを聞いたとき、ナタナエルは「ナザレから何か良い物が出るだろうか」と答えました。
 つまり、ナタナエルはフィリポの証しを受け入れることができなかったのです。けれどもキリストはナタナエルをご覧になり、47「見なさい。まことのイスラエル人だ。この人には偽りがない」と言っておられます。
 ナタナエルは主との短い会話の中で、イエス様がすべてを見通しておられることを悟り、主を49「あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です」と告白するに至りました。今朝も主は私たちに目を留めておられます。あなたは主に見守られているのです。