今週のメッセージ2020/10/11)

「永遠の命に生きる」ヨハネ3:1−15

 今朝のみ言葉に登場するニコデモという人物は、イスラエルの指導者としてすでに齢を重ねておりました。
 彼は主がエルサレムで行われた数々の御業を見て、夜の闇に紛れてイエスのもとを訪ねてきました。 イエス様は、ニコデモが本当に聴きたかったことをご存じでした。もっと正確に言えば、ニコデモが本当に聴くべきものが何であるかを主はご存じでした。
 主は「はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない」と言われました。主が言われた「神の国を見る」とは「天国に入る」つまり、救われることです。
 けれどもニコデモは主のご発言の意味を理解することができませんでした。ですから、受け止めることも信じることもできなかったのです。自分たちが新しく生まれることなどあり得ないし、その必要もないと考えたのです。
 けれども旧約聖書に登場するダビデは違いました。
 彼は自分がバトシェバとの間に罪を犯したことを悔い改めた時に、次のように祈っています。
 「神よ、わたしの内に清い心を創造し 新しく確かな霊を授けてください。」詩篇51:12
 3:5「だれでも水と霊によって生まれなければ、神の国に入ることはできない。」
 ここでキリストが語られた水と霊の意味を詳細に定義したり、説明することは誰にもできません。けれども大切なことは、人は水で洗われ、聖霊が働かれることです。どちらも、主が 恵みによって働いてくださるのでなければ、肉は何の役にも立たないということです。

 聖霊はご自身の思いのままに吹き、働かれるお方です。私たちはその御声を聞くけれども、聖霊がどこから来て、どこへ行かれるのかは、誰にも分からないのです。聖霊によって生まれるということも、それと同じで私たちにはすべてを理解しきることはできません。けれども確かに主が働かれるのです。
 だからこそ、私たちはただただ、主が語られたみ言葉の約束の通りに聖霊が働いてくださるのだと信じましょう!