今週のメッセージ2020/1/1)

「確認の証印」ヨハネ3:31−36

 日本では9月に新しい内閣が発足し、行政手続きにおけるハンコの廃止が注目を集めていますが、人類は古代の昔から印鑑、印章を用いてきました。聖書にはこうした印章の文化を背景とした記述があちこちに出てきます。それは当事者の間だけでなく、広く社会的に認知され、効力を発揮する大切なものでした。

 著者ヨハネは天から来られたイエス・キリストの証しを誰も受け入れないと記しています。けれども聖霊は今も働いておられます。この聖霊に導かれた人はイエス・キリストを受け入れ、神は真実であると確認の証印を押すのです。

 イエス・キリストには神の霊が限りなく、無限に注がれています。さらに御父が御子にすべてを委ね与えられたと告げる御言葉は、聖書がその全体を通して証しする唯一まことの神が父・御子・御霊である三位一体の神であることを示すものです。
 だからこそ、この神の御子であるイエス・キリストを信じる人には永遠の命が与えられるのです。