今週のメッセージ2020/11/22)

 「御言葉を信じる信仰」 ヨハネ4:43-54

イエス様が再びガリラヤのカナに行かれたとき、王の役人 が息子を癒して頂くために主のもとを訪ねました。
 カファルナウムからカナまで直線距離でも30q。曲がりく ねった山道を辿りますから、決して近所ではありません。けれども彼は一縷の望みをイエス様に繋いだのです。
 役人はイエス様に、カファルナウムまで下って来て息子 をいやしてくださるように頼みました。ところが主は「あなたがたは、しるしや不思議な業を見なければ決して 信じない」と言われました。
 父親にとっては息子が助かるか、助からないか? 死ぬのか、死なないのか?それだけが問題でしたが、イエス様は今も私たちに、あなたが「信じるのかどうか」とご自身に対する信仰を求めておられます。
 この問いかけは、私たちの心の目を、自分自身の問題から高く引上げ てイエス様ご自身に向けさせてくれるものです。
 イエス様は「帰りなさい。あなたの息子は生きる」と言われました。ただ帰れと言われたのではありません。
 「あなたの息子は生きる」「あなたの息子は生きている!」と主はお語りになりました。まさに御言葉を下さったのです。
 「あきらめて帰りなさい」ではなくて「帰りなさい。 あなたの息子は生きる」と宣言してくださったのです。