今週のメッセージ2020/11/29)

「来るべき方を待つ」 マタイ11:2−15


 ヨハネは領主ヘロデ・アンティパスと不義の妻ヘロティア の逆鱗に触れて捕らえられていました。獄中にいたヨハネ は、かつて自分が洗礼を授けたイエス・キリストの御業につ いて伝え聞いたことから、自分の弟子たちを遣わしてイエ ス様に質問をしています。
 3「来るべき方は、あなたでしょうか。 それと他の方を待たなければなりませんか」 なぜヨハネはこのような質問をしたのでしょう。 彼は自分 の死を目前にして、弟子たちのため、また自分自身のため にも、自らが証ししてきたお方に間違いはなかったことを イエス様ご自身の口から確認したかったのかもしれません。

 5節以下にイエス様のお答えが出ています。
5「目の見えない人は見え、足の不自由な人は歩き、重い皮膚病を患っている人は清くなり、耳の聞こえない人は聞こえ、死者は生き返り、貧しい人は福音を告げ知らされている。わたしにつまずかない人は幸いである。」
 このキリストの言葉は旧約聖書の大預言者イザヤが行った いわゆるメシア預言からの引用です。

 まさにイエス様は ご自分が救い主であることを、身をもって実行し、救い主 としての証拠を人々に示しておられたのです。