今週のメッセージ2021/1/10)

 ヨハネ6:1−15「あふれる恵みのしるし」

 

  イエス様がガリラヤ湖の向こう岸に渡られたとき、大勢の群衆が後を追いかけてきました。やがて人々が近づいてくるのをご覧になったイエス様はフィリポに尋ねています。

 5「この人たちに食べさせるには、どこでパンを買えばよいだろうか」と。

 フィリポの答えは、先立つお金も購入先も見当たりません、とでも言いたげなものでしたが、イエス様は人々を座らせ、感謝の心を持ちながら人々に分け与えてくださいました。 私たちも感謝の心をもって人々をもてなし、必要を分け合っていく心を忘れないようにしたいものです。

 キリストが、一人の少年が持っていたパンと魚を祝福し、 感謝のうちにこれを分け与えてくださると、人々は満ち足りるまで充分に食べることが出来ました。神は、誰でもイエス・キリストを信じる者に永遠の命を与えてくださいます。主イエス・キリストのしるしは、そのためのものなのです。

 モーセの時代、神様はマナという不思議な食べ物を与えてくださいました。あの旧約聖書の出来事が、ここでも新約聖書の予告となっており、主は「わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない」と宣言されたのです。