今週のメッセージ(2021/2/21)

「生ける水を求めよ」ヨハネ7:25−39

 

 仮庵祭では数多くの生贄が捧げられ、シロアムの池から運ばれた水が神殿の祭壇に注がれます。イエス・キリストはその祭の最終日、もっとも盛大に祝われる中で立ち上がり、大きな声で「渇いている人は誰でも、わたしの所に来て飲みなさい。私を信じる者は、聖書に書いてある通り、その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる」と言っておられます。ですから、どんなに罪に汚れている人でもイエス・キリストのもとに行けばよいのです。

 この祭はエジプトを脱出したイスラエルの民が40年にわたる荒野の旅を記念するものでした。私たちの人生も荒野を旅するようなものかもしれません。だからこそ主は生ける水を与えると言われたのです。どんなに厳しい荒野の旅も、主が与えてくださる生ける水があれば恐れることはないからです。

 この後、7:50に登場するニコデモは、かつてキリストのもとを訪ねたことがある人物でした。4章のサマリアの女も、派手な男性経験を繰り返しながら、心は飢え渇いていました。さらに8章に登場する女性は、罪の赦しに飢え渇いていました。けれども彼らは皆、イエス様に出会って満たされたのです。