今週のメッセージ(2021/3/7)

「わたしは世の光である」 ヨハネ8:12−20

 

 「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ」と言われたキリストの御言葉は7章にある仮庵祭から考える必要があります。その祭では黄金の燭台に火がともされていました。これはエジプトを脱出したイスラエルの民を、神が夜毎に火の柱をもって導かれたことを記念するものでした。まさにキリストはヨハネによる福音書の序文に「この方に命があった。この命は人の光であった。光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった」(新改訳)と記されている通りの御方なのです。

 ここで光について旧約聖書の御言葉を皆さんと共に読んでみましょう。出エジプト10:23、14:20。 こうした体験を受けて、旧約の詩人は次のように歌っています。詩編36:10「命の泉はあなたにあり、あなたの光に、わたしたちは光を見る。」

 わたしもあなたを罪に定めない。わたしは裁かない。と姦通の現場で捕えられた女性に語られた主は、世の光、命の光そのものですから、キリストを信じる人は誰でも、主と共に光の中を歩むことができ、主が進み行かれた天国へと導かれるのです。