今週のメッセージ(2021/4/11)

「神の御業が現れるため」 ヨハネ9:1-125

 

 主イエスは通りすがりに、目の見えない人に目をとめられました。ヨハネによる福音書には、このように主イエスが目をとめられたケースを5つ挙げることができます。 最初に主が目をとめたのは「彼のうちには偽りがない」と証言されたナタナエルでした。次は38年も病に苦しんでいた病人です。

 主は彼に「良くなりたいか」と問うておられます。さらに兄弟ラザロを亡くして哀しみの涙にくれるマリアに目をとめ、主ご自身も涙を流されました。そして十字架の上では母と、愛する弟子に目をとめて御声をかけておられます。

 このように主の眼差しは愛と慈しみに満ちておられました。 だからこそ弟子たちは主の眼差しに絶えず注目し、生まれつき目の見えない人について、主に問わざるを得なかったのでしょう。けれども、その問いに対する主の答えは、いまだかつて誰も語ることのできなかった驚くべきものでした。そして主は彼の目に泥を塗り、シロアムの池に行って洗いなさいと命じられたのです。