今週のメッセージ(2021/4/25)

「良い羊飼い」 ヨハネ10:1-21

 

 羊は聖書の中でもっとも多く登場する動物です。ヨブは数千頭も飼っており(ヨブ 1:3)、羊は大切にされていました。ダビデ王も少年時代は羊飼いとして野獣と勇敢に戦い(サム上17:34)、自分が姦淫の罪を犯した際に預言者から語られた小羊への例え話に強い同情心をあらわにしたほどです(サム下12章)。

 羊は弱い動物であるがために羊飼いに従います。主イエスが語っておられるように、羊飼いの声を聞き分け、ついて行きます。そのような羊のところに門を通らずに近づく盗人たちの意図について主は警告されました。それは羊に豊かな命を与えようとする主の御心とは真逆のものであるからです。羊を活かし、羊と共に生きるのか、それとも羊を愛することなく搾取するのか、その違いは光と闇ほどの違い、命と死の違いに等しいからです。

「わたしは良い羊飼いである。わたしは自分の羊を知っており、羊もわたしを知っている。それは、父がわたしを知っておられ、わたしが父を知っているのと同じである。わたしは羊のために命を捨てる。」ヨハネ10:14-15