今週のメッセージ(2021/7/11)

「この上ない愛の姿」ヨハネ13:1-20

 

  十字架が目前に迫っていたこの時、主イエスは晩餐の席から立ち上がり、弟子たちの足を洗い始められました。客人の足を洗うことは卑しい奴隷の仕事とされていましたから、弟子たちはさぞ驚いたことでしょう。7節で「わたしのしていることは、今あなたには分かるまいが、後で、分かるようになる」と言われているように、主が取られた行動は弟子たちにとっても理解しがたいものでした。

 ところが主は、12弟子の足を洗い終えると「わたしがあなたがたにしたことが分かるか」(12)と問うておられます。 確かに、この時の弟子たちには主が取られた行動の意味がよく分からなかったことでしょう。けれども、やがて分かる時が来る。その時を見越して、主は弟子たちに問いかけ、示された模範に従い、生きることをお求めになられたのです。 主の約束された聖霊が、すべての真理へと導いてくださることによって、主のなされたこと、お語りになったことのすべてに込められた真理を深く受け止めるようになります。

 その恵みは現代に生きる私たちにも注がれています。「このことが分かり、そのとおりに実行するなら、幸いである」(17) 私たちも主の御言葉を受け止め、御言葉を行う者となり豊かな祝福を受ける幸いな者とならせて頂きましょう。