今週のメッセージ(2021/8/8)

「まことのぶどうの木」ヨハネ15:1-17

 

 主はヨハネ14章で聖霊の働きを説明し、御父、御子、聖霊という三位一体の神が信じる者の内におられると約束してくださいました。この15章では自らをぶどうの木に例えることで主ご自身と信じるすべての人が主と同じ命につながり、共に生きることで豊かに実を結び、主の命が受け継がれていくことが示されています。

 「わたしにつながっていなさい」と言われた主は、「わたしもあなたがたにつながっている」と断言しておられます。つまり、私たちと主イエスとのつながりは、まず主ご自身がわたしたちに心を開いて手を差し伸べ、愛を注ぎ、つながってくださっているからこそ実現するものであり、起点と主導権はキリストにあることが分かります。それは枝が幹から生えるものであるのと同じです。

 9節以降は13−14章で語られた主の愛の掟が要約されると共に更なる解き明かしがなされています。十字架が目前に迫っていた主は、弟子たちへの愛と命のつながりを強くお求めになりました。さらに弟子たちが出かけて行って実を結び、その実が残るために彼らを任命されています。主イエスのこの約束と祝福は私たちにも受け継がれているのです。