今週のメッセージ(2021/11/7)

死によって成し遂げられた救いヨハネ1928-42

 十字架の上ですべが成し遂げられたことを深く悟られた主は、「渇く」と言われました。ヘブライ人への手紙2:9-10 には「ただ、天使たちよりも、わずかの間、低い者とされたイエスが、死の苦しみのゆえに、栄光と栄誉の冠を授けられたのを見ています。神の恵みによって、すべての人のために死んでくださったのです。というのは、多くの子らを栄光へと導くために、彼らの救いの創始者を数々の苦しみを通して完全な者とされたのは、万物の目標であり源である方に、ふさわしいことであった」と記されています。  

 万物の源であり、命そのものであるお方が弱り、渇き、死んでいく。それはまさに私たちの罪の代償としての死のお苦しみでありました。けれども、この主イエスの十字架の死によって、救いの御業が成し遂げられたのです。  

 今日の箇所では十字架における主の死は旧約聖書の実現であることが繰り返し指摘されています。

 28 節「渇く」詩編22:16

 36 節「骨は一つも砕かれない」出12:46、詩篇34:21

 37 節「突き刺した者を見る」ゼカリヤ12:10

 主イエスの十字架の死において、まさに万事が益となるように共に働いていることを私たちは見ることができるのであり、救いの御業が成し遂げられていることを知るのです。