今週のメッセージ(2021/12/19)

「救い主のご降誕」ヨハネ1:1−18

 

 クリスマスおめでとうございます。キリストのご降誕を祝うクリスマスの礼拝となりました。キリスト教会の暦では24日がクリスマス・イブ、25日が降誕日となります。しかし、 今朝の御言葉にはクリスマスにまつわる有名な物語については何も語られていません。天使ガブリエルの出現やマリアが聖霊によって救い主を宿したこと、家畜小屋での出産、東方の博士やヘロデ王のことについては一切触れられていないのです。

  けれども「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった」という有名な序文から始まるこの福音書にはクリスマスの核となるメッセージが記されています。

  特に 14 節「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた」という御言葉は、神の御子イエス・キリストが、肉となり、私たちと同じ人間となってこの地上に来てくださったというクリスマスの核心が描かれています。幼いみどりごとしてお生まれになったキリストのうちに永遠の命があります。このお方を信じ受け入れるすべての人には、永遠の命が恵みの賜物、贈り物として与えられるのです。