今週のメッセージ(2022/1/2)

「喜び、祈り、感謝」Iテサロニケ5:16−24

 

 テサロニケの第1 の手紙は紀元51 年頃に記されたと考えられており、4つの福音書よりも古く、新約聖書で最初に記されたものとされています。マケドニアの首都テサロニケには港が整備され、約20 万人が暮らし、政治と経済の要所として栄えました。【パウロのテサロニケ伝道については使徒17 章に記されています。】テサロニケの信徒たちはキリストの福音に敵対するユダヤ人からひどい迫害を受けましたが、パウロはそのような信仰の戦いの中にある人々のために喜び、祈り、感謝することを教えました。それは極めて徹底したものであって、いつも喜ぶように、絶えず祈るように、どんなことにも感謝するように、というものでした。

 本当にいつも喜んでばかりはいられる人がいれば羨ましいと思いませんか。絶えず祈っている人を見れば、とても真似できない。どんなことにも感謝するなんてことができるほど世の中は甘くないと思う人もいらっしゃるかもしれません。

 けれども、そのために神は聖霊の炎を私たちのうちに燃やし、御言葉を語りかけ、すべてを吟味したうえで悪から遠ざかるようにと教えておられます。

 まさに今年の教会標語であるネヘミヤ8:10 「主を喜び祝うことこそ、あなたたちの力の源である」とあるように、主は力の源泉を分かち与えて私たちを導いてくださるのです。