今週のメッセージ(2022/1/9)

「聖霊の約束とご計画」使徒1章

 

 使徒言行録はキリスト教会の発足と発展の最初期から約30 年間を記した言わば正史であり、ルカ福音書を上巻とすれば下巻に当たります。西暦2 世紀の古代教父たちの多くが、使徒言行録の著者としてルカの名前を挙げています(ムラトリ断片、イレナエウス、クレメンス、テルトゥリアヌスなど)。 本書の内容は大きく3つに分けることができます。

 1−7 章 エルサレム伝道 【使徒ペトロ】

 8−12 章 ユダヤ・サマリア伝道 【使徒ペトロ】

 13-28 章 世界伝道 【使徒パウロ】

 1−12 章までは使徒ペトロを中心に、13−28 章は使徒パウロを中心に描かれています。

 浜松北キリスト教会は今年40 周年を迎えましたが、その働きと導きは使徒言行録に記された初代教会の歩みを導かれた主なる神と主イエス・キリスト、そして聖霊なる神の御業に連なっています。

 その第1 章には聖霊の約束とご計画が主イエスご自身によって明確に語られており、福音宣教という伝道の原動力としての聖霊のお働きと伝道の展開が御父、御子、聖霊という三位一体に由来するものであることが分かります。私たちは今一度、この原点に立ち返りつつ、さらにみ言葉に堅く立ち、聖霊に導かれて歩みましょう。