今週のメッセージ(2022/3/6)

「愛のかたち−光と陰」使徒4:32-5:11

 

  聖霊の大傾注によって生まれたキリスト教会は、使徒の教えを熱心に学び、相互に交わり、パンを裂き(聖餐と愛餐)、祈ることに熱心な人々の群れとして成長して行きました。最後の敵である死をも打ち破られたキリストの復活によって、主イエスを信じる人は誰でも、神の御前に罪を赦され、永遠の命を頂き、後の日にキリストと共に永遠の命のうちによみがえることができる。このすばらしい福音が真実であることを主イエスご自身が力強く働かれ、しるしと奇跡をもって御言葉を確かなものとされていたからです。十字架に示された神の愛を自分のものとして受け止めた人々は、信仰による神の家族として互いに愛し合い、仕えあうことで様々な必要のすべてが満たされていたのです。それは目を見張るようなすばらしいものでした。

 今、ロシアがウクライナへ侵攻を続けている中で、多くの民間人が隣国へ避難しています。祖国を離れた彼らのために胸を痛めた諸外国からは、様々な救援物資が届けられ、また平和を求める祈りが捧げられています。

 初代の教会も心と思いを一つにし、共に生きようと力を合わせていました。その一つの例としてバルナバのことが取り上げられています。それは愛のかたちの光と言えるものでしょう。しかし、アナニアとサフィラがとった行動は麗しい愛の業と表面上は似ていても、神様の目には喜ばれない陰であり闇を含んでいるものでした。「子たちよ。わたしたちは言葉や口先だけで愛するのではなく、行いと真実とをもって愛し合おうではないか。」Tヨハネ3:18口語訳