今週のメッセージ(2022/8/21)

「西洋の初穂」使徒16:6−10

 

  東洋のイスラエルで生まれたキリスト教が西洋へ伝えられた最初の地はマケドニア州にあるフィリピの町でした。

  使徒パウロたちは祈りの場へと出向き、そこで福音を語ります。するとリディアという一人のビジネス・ウーマンと出会い、彼女は西洋で最初にイエス・キリストを信じる者、クリスチャンとなりました。さらにフィリポでは占いの霊に取りつかれた女性がパウロたちを困らせましたが、イエス・キリストの御名が彼女を解放しました。

 イースターの朝、復活のキリストと最初に出会ったのが女性であったように、ヨーロッパにおける最初のクリスチャンも女性でした。リディアは「神をあがめる」人でした。それは使徒 10 章に登場するコルネリウス〈ローマ軍の隊長〉と同様に外国人でありながら旧約聖書の神を信じる者として、すでに聖霊が導いておられた人物でした。ペトロが語った福音によってコルネリウスが信じたように、リディアはパウロたちの語る福音を通してクリスチャンになったのです。