今週のメッセージ(2022/12/25)

「賛美しながら帰る」ルカ2:1−21

 

 イエス・キリストがお生まれになった時の出来事について、新約聖書ではマタイ2章とルカ2章に記されています。

 それはローマの皇帝アウグストゥスが全領土の住民に登録を命じた勅令が出された頃のことであり、キリニウスがシリア州の総督であった時に最初に行われたものでした。この勅令に従うために、ヨセフとマリアはナザレからベツレヘムへと出かけたのです。けれども、その旅先でマリアはイエスを産みました。すると天使が野宿をしながら羊の番をしていた羊飼いたちに現れ、救い主の誕生を告げ知らせたのです。

 クリスマスには数えきれない程多くの讃美歌が今も新しく作られ続けています。その原点ともいうべき天使たちによる賛美の歌声が響き渡りました。これを聞いた羊飼いたちはすぐに腰を上げ、飼い葉桶に寝かされているイエスを探し当てたのです。見聞きしたすべてが天使の告げたとおりであったことで、彼らは喜びに満たされ、神を賛美しながら帰って行きました。