今週のメッセージ(2023/3/5)

「弟子を伴う癒しの主」マルコ 1:16-34

 

 ガリラヤにおいて福音を宣べ伝え始められた主イエスは、湖のほとりを巡り歩きながら、弟子たちを召し出されました。主は網を打っていたシモン(ペトロ)とアンデレ、さらにヤコブとヨハネという2組の兄弟に目をとめ、御声をかけて弟子となさったのです。主イエスがなされた福音宣教は、弟子たちを育て、ご自身の御言葉と御業を身近に体験させながら行われました。その御言葉はまことの権威という力に満ちており、悪霊を追い出し、さまざまな病気をも癒すという素晴らしいものなのです。

 主イエスは都エルサレムから見ればイスラエル最北とも言える町カファルナウム(南のエジプト、北のダマスコ、東のメソポタミアを中継する要衝)を一つの拠点にされました。そこからさらに多くの町を巡回することで人々を癒し、罪の赦しを与え、御言葉をお語りになりながら救いを実現させる十字架と復活への道を歩み始められたのです。