今週のメッセージ(2023/3/26)

「問われ続ける主イエスが問う」マルコ 2:13-28

 

  主イエスから「わたしに従いなさい」と呼びかけられたのはレビという徴税人でした。並行記事であるマタイ 9:9 によれば、彼はマタイと同一人物であることが分かります。主イエスと弟子たちのまわりには、徴税人や罪人など実に多くの人々がおりました。そんな主イエスの行動を見て、ファリサイ派の人々は何度も主イエスに「どうして、なぜ、なぜなのか」と問いかけました。私たち日本人は同調圧力に弱いと言われていますが、当時のユダヤ人たちもそのような目に見えない無形の圧力の中で生きていたようです。けれども主イエスは、そうした問いに次々とお答えになりました。

 医者を必要とするのは丈夫な人ではなく病人である。

 わたし罪人を招くために来た。

 婚礼の客が断食をするだろうか。

 新しいぶどう酒を入れるには新しい革袋が必要である。

 人が安息日のためにあるのではない。

 このように主は、外見ではなく愛と真実をもって私たちをご覧になり、そして今も問いかけておれるのです。