今週のメッセージ(2023/4/23)

「赦しに基づく神の家族」マルコ 3:20-35

 

  一躍時の人となった主イエスは毀誉き よ褒貶ほうへん相半ばし、人々からの称賛を浴びるだけでなく、親族からの誤解や宗教指導者からのあからさまな敵意をも受けるようになっていました。

  身内の者たちは主を取り押さえようとし、都エルサレムから遣わされたであろう律法学者たちは主イエスを悪霊に取りつかれた危険人物というレッテルを貼って批判したのです。

 すると主は彼らにたとえを用いて語り出されました。それは続く 4 章にまとめられている主のたとえ話の序章であると共に、ご自身の存在についての疑義に関する非常に重要な教えとなっていました。主はサタン同士の闘争や内戦の愚かさ、さらには押し込み強盗の手口を引き合いに出して彼らの批判には何ら正当性がないことを明らかにしておられます。その上で主は、人が犯すいかなる罪も赦されると宣言されると共に、聖霊を冒涜することへの厳しい警告をなされました。そして神の御心を行い、生きる者こそが神の家族であると宣言3されたのです。