今週のメッセージ(2023/7/9)

「言い伝えと神の言葉」マルコ7:1-23

 

 北部にあるガリラヤ地方を中心に巡回されていた主イエスのもとに都エルサレムからファリサイ派と律法学者たちが集まって来ました(3:22 以来、2 度目)。彼らは弟子たちが食事する姿を見て、主イエスに詰問します。ユダヤには古くからの様々なしきたりがあり、それが守られていないことを指摘したのです。その問いかけに対する主の返答は大変厳しいものでした。主はイザヤ 29:13 を引用することで彼らの偽善を暴き、神の掟が捨てられていると指摘します。さらにはモーセの律法というイスラエルの人々の根本的な信仰と生活の指針さえもが人間の言い伝えによって破られ、無にされていると言われたのでした。

 この後、主は群衆と弟子たちに向かって「人の中から出て来るものが人を汚す。悪いものは人の心から出て来る」と教えてくださいました。そのために大切なことは「わたしの言うことを聞いて悟りなさい」語られた主の言葉を心に留めることです。そしてたえず御言葉を読み、御言葉を聞き、御言葉を行うことによって主に喜ばれる歩みを続けることができるよう聖霊の助けと導きを祈り求めていくことです。