今週のメッセージ(2023/8/13)

「信仰告白と十字架の招き」マルコ 8:27-9:1

 

  主イエスはガリラヤ湖の北にあるベトサイダからさらに北へ進んでフィリポ・カイザリア地方を巡っておられました。主が辿られた最も遠い地域の一つです。そこで主は「人々が主イエスのことを何者だと言っているのか」と弟子たちに尋ねられました。弟子たちの答えはヘロデの側近たちがイエスについて持っていた考えと同様のものであったことが分かります【マルコ 6:14-15 参照】。

 それを受けて主は弟子たちに問われます。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか」と。

 この問いかけに、あなたは何と答えますか?ペトロの答えは間違ったものではありません。むしろ正しい答えではあります。けれども、その答えを聞いた主は、ご自分のことをだれにも話さないようにと戒められました。そしてご自身がお受けになる十字架の苦しみについて教えられたのです。そして、「あなたがたも自分の十字架を背負ってわたしに従いなさい」と招かれたのです。たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら何にもならない。だからこそ、わたし従うようにと招いておられるのです。