今週のメッセージ(2024/1/28)

「終末論の補遺」マルコ 13:28‐37

 

 終末に関する教えの結びとして、主は「いちじくの木」と「門番」を引き合いに2つのことを語られました。原文のギリシア語を確認すると、13:28 の「いちじくの木」には冠詞が付いています。これは 11:12-14 と 20 にある「いちじくの木」を指していると考えられます。ただし、11 章においてイエス様が「いちじくの木」になされた【言動のこと】ではなく、シンプルに樹木の自然な成長過程と気候の推移を指しておられるようです。

 続いて主は「目を覚ましているように」と教えてくださいました。13:3-26 に記されているすべてのことが起こるまで、「この時代【世】」が滅びることは決してありません。しかし、油断することなく「目を覚まして」主人の帰りを待つようにと言われたのです。聖書から逸脱した終末の教えに脅されて自分を見失うのではなく、魂には平安を頂き、霊的には目を覚まし祈りつつ主に仕えることが求められているのです。

 「天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。」13:31