今週のメッセージ(12/6)

 

天国入国の備え

 

 わたし達の教会では、本日、洗礼式が行われますが、洗礼を受ける予定になっていた一人の婦人Oさんが、先週月曜日、突然天に召されていきました。最近心臓疾患が発見され、お仕事もやめられて自宅で養生されていました。しかし、こんなに急な召天になろうとは治療にあたったドクターも予測しておられなかったようです。

 洗礼式を楽しみにしておられました。そのための準備も進めていました。

 洗礼は、自分の信仰を神と人の前に公に告白する聖なる儀式です。そこで、先々週の木曜日には、何をどのように信じ、告白するかということについて一緒に学ぶ時を持ちました。わたくしが、父、子、聖霊なる三位一体の神についてお話しすると、よくわかります、と言われ、信じることをはっきりと表明されていました。わたくしは心の中で非常な驚きと感動を覚えました。

 彼女は17歳の時北海道から上京され、以来79歳まで身を粉にして働き尽くめの人生を生きてこられた方でした。「三位一体の神」の教理は人間の理解を超える事柄なのですが、聖霊が彼女に納得と決心の心を与えて下さったのでした。

 翌週の水曜日には、教会生活について一緒に学ぶことになっていたのですが、その日が彼女の葬式の日となってしまったのでした。

 神さまは、彼女の洗礼準備を天国入国準備に変えられ、地上での教会生活を飛び越えさせて彼女を一気に天国まで召し上げてしまわれたのです。

 「人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」