今週のメッセージ(1/17)

 

不死鳥イスラエルの謎を解く鍵

 

 イスラエルという国は不思議な国です。

 紀元66年のことでした。当時ローマからユダヤに総督として派遣されていたフロ−ルスという人物が、エルサレム神殿の中にあった宝物を私しようとしたがユダヤ人の反乱を招き、ユダヤ戦争が勃発しました。ところが約5年後の70年、ローマのティトス将軍の率いる軍隊によりユダヤは国を亡ぼされてしまったのです。以後、亡国の民として彼らは世界中に散在して生きることを余儀なくされました。

 しかし驚くなかれ、それから1900年近くを経た1948年、あの同じパレスティナの地になんと国を再建したのです。このことは世界の七不思議の一つに数えられています。

 1900年もの長き歳月を経て不死鳥の如く国家を再建したユダヤ人達の謎を解く鍵は何だったのでしょう。それは「安息日」と呼ばれるものの中にあったのです。彼らは世界のどこに居住しようと、土曜日は聖なる安息の日として守り、会堂に集って神に礼拝をささげる生活を営み続けて今日に至っています。この日彼らは、単に仕事を休んで休息するというだけではなく、神が先祖になして下さった数々の恵みの出来事を思い起こし、また未来において約束されているその約束の成就に対する信仰を新たにされることにより、新しい生の力を受けていったのです。

 安息日は今日の「主の日」と呼ばれる日曜日の下敷きになっているものです。日曜日に神に礼拝をささげて歩むことは人が人として生きる上で生の力を受ける時となるのです。是非試してみることをお勧めします。