今週のメッセージ(4/4)
キリストは甦られた!
本日は『イースター』(復活日)です。キリスト教会では、キリストの復活を記念してこの日を喜び祝います。
この科学文明の時代にキリストの復活などまともに信じるのか、と言われる現代人がほとんどかと思います。また、仮にそれを認めたとして、一体、それとわれわれとどういう関係があるのか、と言われる向きもあるでしょう。
新約聖書の中に、紀元50年代の中頃書かれた『コリント人への第一の手紙』という書があります。その中の15章は「復活の章」と呼ばれ、復活についていろいろと論じられています。その初めのところに以下のような部分があります。
「キリストが、...三日目によみがえったこと、...そののち、五百人以上の兄弟たちに、同時に現れた。その中にはすでに眠った者たちもいるが、大多数はいまなお生存している。」(4、5節)
この手紙が執筆された時点では、復活のキリストに出会った人々がまだ生存していたのです。
さらに読み進んでいきますと、このキリストの復活の事実こそ、キリスト教の宣教ならびに信仰を成立させる原点であり、わたしたちの復活の希望の根拠であることが述べられています。
動物は誕生より死へと進み、人間は死より誕生へと進む"と言われます。死が一切の終焉と考えるのと、死の向こうに確かな希望が持てるのとでは、生き方が大きく変わります。