今週のメッセージ(7/4)
1999年の7の月の到来に際して
話題の月、1999年の7の月が到来しました。テレビ等でも、この月に人類が滅亡することを予言しているというノストラダムスの予言の問題が、面白おかしく取り上げられている昨今です。しかも、聖書にも同じようなことが予言されているように取り扱われると少々気になります。この際、聖書の立場から少し述べてみます。
いわゆる世の終わりいつかという問題に関して、主イエス・キリストは次のように言われています。
「その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子(キリストご自身のこと)も知らない。ただ、父(天の父なる神のこと)だけがご存じである。」 (新約聖書・マタイ24:36)
だとするなら、人間が先走ってその日を断定することはとんでもない越権行為と言うことになります。
預言の真偽の見分けの問題については、次のように言われています。
「(平和を)預言する者は、その言葉が成就するとき初めて、まことに主が遣わされた預言者であることがわかる。」(旧約聖書・エレミヤ28:9)
であるなら、もうすぐノストラダムスの預言者としての素性が明らかにされることになります。
ところで聖書は、終わりの時がいつかは明言しませんが、その日に備えることについての教えには満ちています。
「それ(聖書)が、キリスト・イエスに対する信仰によって救に至る知恵を、あなたに与えうる書物であることを知っている。」(テモテ3:15)