今週のメッセージ 99/8/8

 

「自分を高くする者は低くされ...」

 

 わたしたちの教会では毎月の第一日曜日の午後、定例の教会役員会があります。先週は8月度の会合がありました。

 その折、マルチメディア(コンピュータ)のことが話題になり、小生は、その前の週に体験した愛用のワープロのトラブルを思い出し、文明の利器は、順調に作動している限りとても便利なものだが、ひとたび故障などした時はかえって厄介だという話しをしました。というのは、月が変わるので、8月の教会行事予定表を作ろうと作業をしていた時、作成した文書をプリントアウトしようとしたところ、突如プリンタが故障して往生し、結局、日曜日当日(前夜)の午前3時までかかってしまったからです。

 昨夜は午前3時までかかったよ、とは話したのですが、小生の苦労に同情し、労をねぎらってくれるかと思いきや、日頃OA機器などあまりさわらない伝道師(家内)が、文明の利器に翻弄されて無駄な労力を費やしていると揶揄するかのごとき発言(少なくとも小生にはそのように感じられた)があったため、小生が感情的になる一幕を演じてしまったのでした。

 ところで、その朝の礼拝説教の中心聖句は以下のみことばでした。

 「だれでも自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるからです。」  

(新約聖書・ルカ福音書14:11)

 この世にあっては宣伝の時代、手立てを尽くして出来るだけ自分をよく見せ、自分を高く売り込むことが賢い生き方となっています。それに対して主イエスは、ご自身の生き様を下敷きとしながら、高くして下さるのは神さま、自分でそうしようとすると、かえって低くされると言われるのです。自分の動機の中に、自分を高くしようとの思いが働いていたことに気づき恥じ入り、悔い改めた次第でした。