今週のメッセージ 99.10.10

体だけでなく心の鍛練も

 

 今日は「体育の日」と呼ばれている祝日です。今年は日曜日と重なるため明日の月曜日が振替休日となっています。そのため土曜日から3連休という方もおられるでしょう。

 この「体育の日」が制定されたのは今から33年前の1966年です。その2年前の1964年10月10日、東京オリンピックの開会式が行われたのを記念して制定されたといわれます。その意義づけは、「スポーツに親しみ、健康な心身をつちかう日」ということです。従って、この日に運動会や体育祭などの催しを行なう学校や町内も多いようです。

 現代人の生活の問題点の一つに運動不足が挙げられています。いわゆる生活習慣病と呼ばれる病気の原因の一つが運動不足だといわれます。そんなことから最近では、ウォーキング、ストレッチ、エアロビクス、水泳等の運動を生活の中で心がけておられる方も多いと思います。

 そんなわけで今や現代人は、自分の「体」に関してはかなり注意を払うようになりました。いわゆるダイエットに関心が集まっているのもその現われです。しかし「心」についてはどうでしょうか。「体」ほどではないようです。先に述べた「体育の日」の意義づけの中にも「...健康な心身をつちかう...」とうたわれてはいますが、やはり「身」の方がが主で、「心」は従の感をぬぐい得ません。

 ところで新約聖書の中に次のような言葉があります。

 「体の訓練も多少は役に立ちますが、信心は、この世と来るべき世での命を約束するので、すべての点で益となるからです。」

(Tテモテ4:8)

「心」の鍛練は「体」以上にはるかに重要なのです。

 

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