今週のメッセージ　99.11.28

愛は神から出るもの

　

　先日の勤労感謝の日の休日に、うちの教会員の息子さんの結婚式がお隣りの教会で行なわれました。厳粛な式の後に披露パーティーが教会堂横にある駐車場を会場にしてもたれたのですが、主賓として招かれた新郎の上司の方のスピーチが印象に残りました。

　式の厳かさに非常に感動され、言葉を失ってしまったと言われたのです。察するに、当然前以って祝辞の依頼があったでしょうから、事前にスピーチの準備をされたはずです。しかし式に列席され、いざ披露会でのスピーチとなった時、ご自身が準備されたものがその場にそぐわないと感じられたのだと思います。

　教会の結婚式では、司式牧師により新郎新婦をはじめ列席者一同に聖書からショートメッセージが語られます。その内容は大体｢結婚の意義｣また結婚生活を保持しかつ成熟させるために不可欠な要素、｢愛｣をテーマとすることが多いのです。その結婚式においてもやはりそうでした。

　結婚は創造主である神が、その創造の当初から定められた聖なる制度であると語られました。結婚は決して人間の都合のために人間が考え出したものではないわけです。

　また、結婚生活において不可欠な要素である愛というものも、それは｢神から出るもの｣といわれていました。恋愛をしている時など、愛は自らの内よりふつふつと無尽蔵に湧き出てくるように思いがちですが、それは錯覚であったことがほどなくしてわかります。愛の源泉は神のうちにあるのです。

　今年もまもなく神の愛の現われである神の御子のご降誕を祝うクリスマスがやってきます。是非最寄りの教会でクリスマスをお祝い下さい！

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