今週のメッセージ 99.12.5

 

宗教の真偽を見分ける鍵

 

 このところ立て続けに二つの某宗教グループが社会から顰蹙を買う事件が起きています。

 残念なことですが宗教団体が社会的トラブルを引き起こすことは珍しいことではありません。過去にも悪徳商法、輸血拒否、マインドコントロール、政教分離問題、果ては弁護士一家殺害事件、松本サリン事件、地下鉄サリン事件等々、枚挙に暇のないほどです。しかし、このところ立て続けに....というのは看過できないものを感じます。

 そこで、一般的に宗教というものの真偽を見分けるための原則的なものを考えてみましょう。

 まず、その信仰の根拠となっているものは何か、ということです。わたしたちの国には昔から、“鰯の頭も信心から”とか“触らぬ神にたたりなし”といった諺があり、宗教とか信仰というものに関して客観的に検証することを避ける気風があるようです。しかし、何を根拠に信じるのかは実に大事なことです。キリスト教信仰は、主イエス・キリストとキリストを証しする聖書が信仰の拠り所となっており(ヨハネ14:65:39他)、その検証はすべての人々にオープンされています。

 次に、その真理性を立証する証拠は何か、ということです。その宗教が主張する真理が確かなものであることのしるしです。キリスト教にあっては、突き詰めるところ、主イエス・キリストの十字架の死と三日目の復活が決定的しるしとなっています(マタイ12:3940/Tコリント15:20他)。

 もう一つは、その信仰によって生きている者の生き様です。生活においてどんな実を結んでいるか、ということです。主イエス・キリストは、木はその実によって判別されると教えています(マタ7:16~18他)。

 

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