今週のメッセージ 99.12.12

キリストのもう一つの来臨を待つ

 

 教会堂に飾られているクリスマス・クランツの3本目のローソクに火が点りました。キリスト教会では去る11月28日(日)から待降節と呼ばれる特別な期間に入っています。今日からその第3週に入ったわけです。クランツの4本目に火が点るとその週にクリスマスの到来となります。

 待降節をアドベントとも呼びます。アドベントという語は“来臨”を意味しています。従って待降節はキリストの来臨すなわち“クリスマス”に向かって備える期間です。しかしそれだけではなく、キリストの“もう一つの来臨”(再臨)に対して備えることがこの待降節の持っている大切な意義なのです。

 キリストはこの世を去られる時、再び来られることを約束されました。以来、この再臨に関しては初期の頃から問題を生みながら今日に至っています。聖書の中に、その時が接近していると思う余り、仕事も手につかず、いたずらに動き回って非難されたりしている人たちが出ています。かと思うと、キリストはすでに再臨したなどと誤った情報を流す人々も出ています。現代でも韓国の何某がそれだ主張する一派、あるいは同じ韓国で何年か前、その時期を予言したのですが、それが実現せず社会問題となった一派がありました。また聖書の中には、終わりの時には、再臨を真向から否定し、自らの欲情のままに生活する人たちが出現すると警告されています。

 ところで、聖書の最後に言われているのが以下のことです。

  • 「『然り、わたしはすぐに来る。』アーメン、主イエスよ、来てください。」  (新約聖書・ヨハネの黙示録22:20)
  •  キリストの再臨こそ、被造世界の刷新と救いの完成の時、従ってあらゆる時に勝って待望されるべき時なのです。

     

    Topへ