七つの海の抵抗



 昔むかし、あるところに、ナナミという女の子がいました。

彼女は、父親のスコットと一緒に、船で旅をしていました。

ナナミは、ティコと言うシャチを飼っていました。

スコットは、伝説のヒカリクヂラを探していました。

ある日のことです。ティコが、海の底から一つの抵抗を見つけてきました。

スコットは、これは伝説の七つの抵抗の一つに違いないと思いました。

七つの海に一つづつ眠るという抵抗を、七つ集めて電気を通せばヒカリクヂラが現れると言う伝説です。

一年かけて、ついにすべての抵抗が集まりました。

みんなが見守る中、電池に抵抗を接続しました。

すると、まばゆい光とともに、ヒカリクヂラが現れました。

「おまえたちの願いを叶えよう、さあ、願いを一ついえ。」

「では、まぢんぶうに殺された人々を、生き返らせて下さい。」

すると、世界中で殺された人々が生き返りました。

「願いは叶えた。さらばだ。」

そう言うとヒカリクヂラは抵抗に戻り、七つに分かれて世界のどこかに飛んでいきました。

ふたたび世界に平和が戻りました。

しかしそのころ、未来の宇宙最強の帝王が、タイムマシンで地球に来ていたのです。

 ナナミの旅は、まだまだ続く・・・。     おわり


注:この文章は'95年に書かれた物なので、使用されているネタがやや古いぞ気をつけろ!


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