'98ケイブフェスティバル
(神座風穴第1,蒲鉾穴,軽水風穴)


7月19日に富士で開かれた日本洞窟学会主催のケイブフェスティバルに参加することにしました。 NTCからの参加者は小山と高橋さんの計2名でした。 前夜に集合場所の駐車所に現地入りしたところ、すでにたくさんの人が集まっており テントが張られていました。

次の朝、点呼がとられ、グループ分けがされ、私達は神座風穴巡検のグループになりました。 装備を着け数台の車に分乗して樹海の入り口までいきました。 そこから樹海の中を歩き、軽水風穴の横を通り、数十分で神座風穴にたどりつきました。 洞口は7メートルの竪穴になっており、 オーバーハング気味なので懸垂下降で入洞しました。 その後は数箇所、匍匐前進する場所がありましたが 支洞もなくいたって単調な洞窟でした。 しかし洞内の傾斜は日本の洞窟の中で最大だそうです。 蝙蝠や溶岩棚を観察しながら往復で1時間程度かかり、洞口はラダーで登りました。

1番に出洞し、他の人が出てくるまでの時間にすぐ隣にある 蒲鉾穴を見に行くことにしました。 この洞窟は地表面を持ち上げて蒲鉾状の断面をした洞窟ですが、 近年、中間部が崩壊して、末端部しか残っていませんでした。 さらに近くに気になる小さな穴があったので入ってみたのですが残念ながら続いていませんでした。

全員が出洞したあと、お弁当を食べました。 そして帰り道の途中にある4メートルくらいの樹型と 軽水風穴の入り口付近にある葡萄鍾乳洞を観察したあと 集合場所に戻り、巡検は終了となりました。 そのあと、洞窟レスキューを見学して、蝙蝠の講演を聴いたあと帰路につきました。 今回は他の探検部と情報交換ができたり、洞窟の資料を手に入れられたりして非常に有益でした。

    
神座風穴第1


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